FXロールリバーサルとは?
今回はロールリバーサルについて説明します。
別名「レジサポ転換ライン」です。
簡単ですが、重要な知識なので是非覚えておきましょう。
ラインの強さをレベルアップ
当サイトでたびたび取り上げているライン系ですが、それぞれに弱いラインと強いラインとがあります。
強さとはその価格帯で意識されやすいかどうかという意味です。
それらを見分けるコツを習得することで、FXでのさらなる収益アップの要因となります。
弱いラインとは
このように片側からしかレートがタッチしていないラインです。
サポートラインとしてしか機能していなかった。レジスタンスラインとしてしか機能していなかった。
といったラインですね。
ここでは相対的にという意味合いで弱いラインとしておきます。
チャートが右端に進むにつれてレジスタンスラインとなっている水平線に近づいてきてますので、再度この価格帯で抵抗にあうのでは?と予測できます。
強いラインとは
このように両側からレートがタッチして、反発や反落を繰り返しているものです。
★印でラインブレイクした後に、今までレジスタンスとして機能していた水平線に反対側から近づいてきたときに反発しているのがわかります。
レジスタンスとしてのみ機能していたラインでも、しばらくたってからサポートとしても機能するラインがあります。これはそのラインが強いラインへとレベルアップしたと考えていいです。
図ではまさにこの現象が起こっていて、ラインの役割が切り替わっている状態ですね。
これがロールリバーサルです。
レジサポどちらにも機能したラインということになりますから、これは非常に意識されていることが視覚的によくわかります。
この場合、レートが再度下降して水平線に近づいてきたときに再び反発するのではないか?と予測することができますね。
ロールリバーサルは強い根拠となる
これも集団心理が大きく働いているためそのような状況が生まれます。
大衆がこれ以上は下がらないだろうという価格帯が意識されてサポートとなるわけですが、そこを突破して下がった場合には、それまでサポートとなっていた価格帯以上には上がらないだろうとなります。
この心理こそが相場にトレンドを作り出します。
斜線のロールリバーサル
先ほどは水平線でのロールリバーサルをご紹介しましたが、斜線でも同じことが言えます。
斜線とはトレンドラインや安値切り上げライン、高値切り下げラインなどを総称しています。
水色の○で安値をサポートしています。
レートがこの斜線の上側にある時は、下落してラインに近づくと再びサポートする可能性があると予測できます。
少しチャートを進めてみましょう。
斜線ではサポートされずに★印で斜線を明確に割ってきました。
そしてレートは再上昇しています。
もう少しチャートを進めてみましょう。
レートはサポートとして機能していた斜線に下側からあたり、今度はレジスタンスラインとして機能していることがわかります。
これもロールリバーサルです。
一般的に紹介されているのは水平線がかなり多いと思います。
斜線でも同じことが言えるので絶対覚えておきましょう。
そして、このチャートからわかるようにラインブレイクしたからと、すぐに消してしまわないようにしましょう。 こういったわかりやすい誰もが同じ箇所に引くであろうラインは時間がたった後でも意識されやすいです。
実はこのチャートは記事の最初のほうで説明していたのと同じ部分なのです。
いかがですか?
たった2本のラインだけで、相場がわかりやすくなりませんか?
これは4時間足ですから、下位時間足で小さくpipsを抜くトレードが何回もできます。
このロールリバーサルは日々たくさん出現しています。
チャートに実際に水平線や斜線を引いてみてください。
新たな発見が必ずあると思います。
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