ライントレードを極めるポイントはリテスト

ライントレードの手法についてのお問い合わせがいくつかありましたので、ライントレードで勝つための肝になる部分について記事にします。

FXで勝ち続けたいなら待つことを覚えろ

これは相場の世界ではよく言われることです。
エントリーポイントを見極めて、その時がくるまでじっと待つ。

基本中の基本なんですが、なかなか成績の上がらない人の多くはこれができないんです。

 

ラインブレイクでの飛び乗りはリスクが大きい

ライントレードでは水平線・トレンドライン・チャネルラインなどを駆使します。

どれも、ブレイクしたときには大きくレートが変動します。

その大きな値動きを捉えたいと思うのは誰しも同じですが、ブレイク直後に飛び乗るのは危険な行為となります。

ブレイクでの飛び乗りが危険が理由としては、いわゆる騙しが頻発するためです。

 

FXではなぜ騙しが起きる?

この答えは簡単です。世界には大きな資金を運用しているファンドや機関投資家などが存在します。

そういった潤沢な資金力を持った組織は、パワートレードによってレートを動かすことさえできるのです。

なぜそんなことをするのか?個人投資家の取引を損切りさせ、自分の利益に変えるからです。

そもそもラインを引くポイントとしては、誰が見ても同じところに引くだろうという部分に引くことです。
そのラインに注目するトレーダーが多いほどライン到達時のレートの反応が大きくなります。
どんなに資金が潤沢でも、いつでも自由にレートを動かすことはできません。なので、そういった世界中のトレーダーが意識している価格帯で仕掛けてくるのです。それが彼らが効率よく大儲けができるパターンでもあります。

水平線を例にして説明しますが、トレンドラインでもチャネルラインでも同じことがいえますので是非覚えておいてください。

FXリテスト

緑の矢印の部分で、ファンドや機関投資家などが強烈な買いを仕掛けます。
レジスタンスとして機能している水平線を突破させ、レンジでのショートポジを保有している個人投資家の損切りを巻き込みながら上昇します。ある程度上がったところで手仕舞いします。ロングポジ決済イコール売り注文となりますので、レートは下落する。結果として、水平線付近や再びレンジ内へとレートが戻ってくる。という仕組みですね。

仕手株という言葉を聞いたことはありませんか?とてつもなく大きなマーケットである為替相場でも実はそのリトルバージョンが実際に行われているのです。

これだけが騙しの理由ではありませんが、自分の資金を守るためにもこういったプロがいるということを覚えておきましょう。

 

状況次第でブレイク時に飛び乗ることも可能

ラインブレイクでの飛び乗りがどうして危険なのか少しでも伝わったかと思います。
私はそれでもブレイクを獲りにいくこともあります。

FXリテスト上の図の黄色〇でブレイクしていますね。
ブレイク直前で少しの下落から再度上昇して、レジスタンスラインをトライしていることがわかります。
なぜこのような場面で飛び乗れるかというと、集団心理を考えると理由がわかってきます。

図でのチャートでは、レンジだということが判断できます。

レンジでは、上限からショート。下限からロングという狙い方をするのが王道です。

ブレイク直前で少しの下落から再度上昇しているということは、ショート方向にポジションが構築されやすい場面のはずなのに、逆に進んでいることになります。

これは相場に参加しているトレーダーの考え方(シナリオの作り方)のバランスが崩れていることを表しています。

ただし、私がこういった場面で飛び乗りするときには他にも条件があります。

プライスアクションです。

じわじわとライン付近でいったりきたりしているようなときにはエントリーしません。

勢いよく抜けるとき、相場に迷いが感じられないときといった場合に限ります。
でもこれは感覚的なところなので、何度も経験して慣れることが重要ですね。

 

リテストを待てる人は勝てる人

では本題であるリテストについて説明します。

これはFXトレードにおいてとても強い武器となりますので必ず覚えましょう。

FXリテスト

緑〇ではサポート、赤〇ではレジスタンスとして機能している水平線があります。これは意識されやすい価格帯であることがわかります。

青〇で抜けたところがブレイクポイントですが、ここではエントリーしません。

ある程度抜けた後に、再度水平線に戻ってくるのを待ちます。

FXリテスト

理想としては黒〇でロングエントリーです。
過去チャートをたくさん見てください。このような場面が数えきれないほどあります。

ブレイクしたからと言って飛び乗ると、すぐに含み損を抱えるケースが多く、仮にその後上昇したとしても精神衛生上よくありません。

この図のようにレートがラインまで戻ってこないこともありますが、その場合はエントリーしないという選択をしてください。

 

負ける人の心理

こういった時に負ける人の多くが陥る心理状況があります。

もったいなかった。

なんでエントリーしなかったんだ。

こういうネガティブな感情には打ち勝つようになってください。支配されると絶対うまくいきません。
よく考えてください。
仮にエントリーポイントをスルーしたとしても、相場は動き続けますから今後何度も何度もチャンスはやってきます。
通貨ペアはたくさんありすぎるぐらいなので、探せばエントリーチャンスはいくらでもあります。

とにかく勝ちやすい場面に絞ってトレードしていくことが秘訣となります。

 

リテスト後のエントリーでも負けることはある

当然ですが、条件が整ってようやくエントリー!となっても負けることはあります。

リテストかと思って水平線まで戻ってきたレートでロングを仕掛けたが、そのまま下落してレンジ内に戻ってしまった。なんてケースもあるということです。

為替相場に絶対はありませんから、失敗したとしてもポジティブに次のポイントを見つけるようにしてください。


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