【リスクリワード】FXで勝ち続けるために最も大切なこと
今まで私は8人のトレーダーを教えてきました。全員が現在では専業トレーダーとなり、安定した収益をあげています。
私の成績を上回ることもありますw
しかし、当たり前ですがいきなり最初から安定した稼ぎになるわけではありません。
面白いことに8人ともある同じきっかけがターニングポイントとなり、劇的に勝てるようになっていったので、今回はFXで勝ち続けるために最も大切なことをテーマにして記事にします。
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リスクリワードの重要性
結論から言うと最も大切なこととは、リスクリワードです。
みなさんはエントリーする際、リスクリワードを1:1以上でトレードしていますか?
負けている人、負け続ける人はほぼ100%これができていません。
リスクリワードとか資金管理って言葉をよく聞くと思いますが、これってつまらない話しだと思いませんか?私は初心者のころ、さんざんネットで勝つ方法とか検索しましたが、この2つのワードがしょっちゅうヒットしてしまっていました。
そんなのいいから勝てる手法を知りたいと強く思っていましたねw
今なら確信しています。断定して言いますが、手法よりもリスクリワードのほうがよっぽど大事です。
実は全ての教え子が劇的に進化したのは、このリスクリワードを徹底的にクリアにさせてからです。
リスクリワードレシオが1未満では絶対にエントリーしてはいけない
言い方はいくつかあります。
リスクリワード比
ペイオフレシオ
リスクリワードレシオ
どれも長いので以下レシオといいます。
この記事を読んだ方は、騙されたと思ってしばらくこれを厳守してトレードしてみてください。
手法なんてなんでもいいです。今使ってる手法がなんであるかはどうでもいいです。
とにかくレシオが1以上。これがルールです。
負けまくっている人の特徴で共通するのが、レシオが1未満です。
2つの例を出してみましょう。
・30pipsのリワードが見込めるが、リスクが50pipsある状態でエントリーした結果勝ちトレードとなった。
・100pipsのターゲットを設定していて、リスクが同じく100pipsだったが、ある程度利益が乗ったところで決済し勝ちトレードとした。
上の2つの例はどちらも勝ちトレードで終了していて、資金が増えましたね!
でもこれやってたら必ず負けます。トレード回数を重ねるごとにどんどん資金がマイナスになっていくでしょう。
どうしてかわかりますか?
レシオが1以上になっていないからです。
2つ目の例では、エントリー時にはレシオはちょうど1でした。が、途中で利益が少なくなることを恐れて早期撤退した。
それでいい時ももちろんあります。相場は生き物ですから、要人発言や重要指標発表前など仕方のないときはあります。
でも基本的にはNGです。
途中決済の心理についてはプロスペクト理論によるものが多いです。というかほとんどがそれです。
この2つの例のようなトレードを勝率50%として、繰り返し100回やったら結果どうなるかを想像してみてください。必ず負ける理由がわかると思いますよ。
メンタルブレイクはFXの最大の敵
私はトレード時間軸がスキャ・デイ・スイングのどれになってもレシオを1未満でエントリーすることは絶対にありません。勝率がおよそ95%ぐらい見込める状態でも、です。
これはメンタルブレイクをさけるためです。
ほぼ勝てるだろうという自信があるときこそ、負けた時のショックが大きいです。
サッカー日本代表チームが、高校生の弱小チームに負けると思いますか?
99.9%あり得ないですが、可能性は0ではないです。
けど、万が一にでも日本代表が負けた時には、とんでもないショックですよね?
そんなはずはない、勝てるはずだった。と認められない出来事です。
日本代表の選手たちはとっても落ち込んでしまうでしょうねw
例えが極端でしたが、これはFXでも全く一緒です。
FXで生計を立てている者としては、プロであるという意識があります。
意識があるからこそ、必ず月ベースでは勝ちますし勝たなければ専業で生きていけません。
逆に意識があるからこそ、95%の確率で勝てると予測したトレードを外すとメンタルがやられます。
だから私は、やらないんです。
リスクリワードを守ると成績は?
手法を複数持っているので、相場に合わせてフィットしているものをその時その時で選びます。
まあ大体同じなんですけどね。
レシオも相場状況により変化します。1.5程度のときもあれば、20ぐらいのときもありますね。
下のチャートは最近トレードしたGBP/AUDの1時間足です。
エントリーポイントはオレンジの切り下げラインを上に抜けた陽線の2本目のところです。
損切りラインは黒い水平線。ここまで75pipsほどありました。
ターゲットは水色の水平線。ここまでは410pipsほどです。
レシオは5.4ほどです。
手法についてはここでは触れませんが、私はいつもこのようなトレードをしています。
仮にこのトレードを10回やって、5回勝ちの5回負けでも十分勝ち越せるのがわかりますね。
極端にいえば、勝率20%でもOKですねw
勝率にこだわる人ほど生き残れない
先ほどの例を取ってみるともう明白ですね。
私は勝率にこだわっていません。そんなものどうでもいいとさえ思っています。
勝率にこだわりすぎると、目的を見失います。
あなたは1回1回のトレードで必ず勝ちたいですか?
そりゃあ誰でも勝ちたいです。しかし、FXで勝ち続けたいと思うなら是非その考え方を捨てましょう。
週ベース、月ベースでの数字を重視してください。
大数の法則
これは有名ですね。この法則が、負けトレードをしてしまったときにも支えになります。
回数をこなすほどに、確率は収束していきます。
コインを投げて、表になる確率と裏になる確率は同じです。
5回連続で裏になることも、その逆もありますね。
しかし、試行回数が100回になったらどうでしょう?
1000回だったら?
試行回数が多くなるほどに50%の確率に収束していきます。
どんなに優位性の高いロジックでも負けるときはもちろんあります。それが連続することもあるということです。
リスクリワードをしっかり守って、少しでも優位性の高いトレードを繰り返していけば誰でもFXで勝ち続けることができます。
不思議ですよね?90%以上が退場する世界なのに、勝ち続けることって実はそんなに難しくないんですよ。
それだけリスクリワードを軽視しているトレーダーが多いということです。
まずは始めてみること
ここまで読んでどう思いましたか?
そんな簡単なものじゃないと思いましたか?
手法探しよりも、もっと大事なことがリスクリワードです。
まずはレシオ1以上を絶対条件として、トレードしてみましょう。
これを実践する上で大事なことがあります。
環境認識 → 目線決め → トレード → 利確ラインと損切りラインを設定 → 放置
このルーティンでやってみてください。
最後の放置って意外と大事なんです。
エントリー後のチャートを眺めていると、ある程度利益が乗っていたら利益確定したくなります。
少しでも利益が少なくなる動きを見ると、それ以上損したくないという気持ちになるんです。
そのような心境のときには、ネガティブな要素を探し始めます。
あっ!この値動きは下位時間足で見るとダウが反転した。とかね。
結果、当初決めたリスクリワードを無視して微益撤退する。このような経験はFXをしているすべての人が該当するでしょう。
含み損を抱えたあと損切りラインにかからず建値に戻ってきたときに、自分の予測は外れていたのでは?と疑心暗鬼になりプラマイゼロで撤退という行為もダメです。
必ず最初に決めた利確ラインもしくは損切りラインにかかるまで放置してください。
それをひたすらに繰り返す。ただそれだけです。
FXを仕事にしている。って話すと大体の人は「すごい」「かっこいい」とかまあそんな言葉が多いですw
でも実際はつまらないんですよ。そう、ほんっとーにつまんない。
だって毎日同じこと繰り返してるだけの 作業 なんです。
成績が安定するまでは、勝った負けたで一喜一憂してました。でもある一線を越えると、まさにルーティンですw
トレードに感情を出さないメンタルコントロールは非常に大事ですよ。
いかに機械的に同じことを繰り返すか。
まずはやってみてください。
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