移動平均線の期間設定はどうすべき?
このお悩みを持っているトレーダーさんがかなり多いです。
MAは基本的には、短期・中期・長期の3本で構成するとよい。というのが一般的ですが、その数値はどのように設定したらいいのかを私の持論で展開します。
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MAの数値なんかどうでもいい
序盤から否定ですw
移動平均線の数値なんてどーでもいいです。
しかし、基準となる数値は必要です。そしてブレないことです。
たくさんのトレーダーと接していて心配することは、その数値に正解を求めさまよっている人が多いということ。
そんなのどこまでいっても正解はありませんから、探求し続けるのはもうやめましょう。意味がないです。
基本は20でよい
基準として私は1つだけずっとルールを守っています。
MAのパラメーターを20で固定しています。
これがよく効くんです。とにかくよく効く。
理由は世界中のトレーダーが多く使っているからです。
他のテクニカルインジケーターでも同じことが言えますが、人気のあるものほどよく効きます。
私はどの時間軸でも必ず20が表示されるように設定しています。
他の数値では効きが弱い??
数値の例としては、7・10・20・21・75・100・200とかキリがないです。
それぞれがどの程度相場にフィットしているかを研究しても、答えにはたどり着けません。
短期MAとして7がよく効いてる部分もあれば10がよく効いてる部分もあるからです。
どっちを選んでも、効くときは効くしそうでないときもあるってことなんです。
グランビルの法則は200で分析するべき?
例えば、移動平均線を軸としたグランビルの法則という分析方法があります。
グランビルさんは日足のMA200を元に考案しています。
しかし、他の数値のMAでもグランビルの法則は有効です。当然ですが、極端に短い期間では意味がないので注意してください。
長期であるほど、信頼性は高いです。
短期・中期・長期のMA
では20を基準とした場合、3本のMAを表示するときはどのようにするとよいでしょうか?
教科書的には短期21・中期75・長期200とかですかね。他の組み合わせもたくさんあります。
私の表示方法はルール化しているので例として掲載します。
各時間足20に相当するMAを表示
監視時間軸を1時間足として、取引執行時間軸を5分足とする場合
5分足に表示するMAは 20 240 960 としています。
1時間足に表示するMAは 20 80 480 としています。
執行時間軸ではエントリータイミングを見ているだけなので、重要なのは監視時間軸です。
20は基準となるのでそのまま表示。
80は4時間足の20に相当するため。
480は日足の20に相当するため。
これが各数値の理由です。
監視時間軸の3本のMAが同じ向きになっている場合、1時間足・4時間足・日足の基準の全ての向きが揃うということです。
ちょっと脱線しますが、MAのみでの相場状況把握をしてみましょう。
チャートはユーロドルの最新の1時間足です。
黒が20 緑が80 黄が480 のSMAです。
現在状況としては、上から各時間足のMAが順番に並んでいますね。
日足の20SMAの下に4時間足の20SMA。さらにその下に1時間足の20SMAが位置しています。
レートは1時間足と4時間足のMAを跨いでの上下。これはレンジ入りを意味しています。
パーフェクトオーダー崩れになっていますが、下落方向を示唆しているといえますね。
1時間足レベルのトレードでの戦略は戻り売りでいいと思います。
時間足が上位であるほどに相場に与える影響力が強いということですので覚えておきましょう。
世界のトレーダーはどの時間足を見ている?
世界中のトレーダーは取引スパンによって見る時間足が異なりますが、最も多く見られているのは、日足と1時間足です。
4時間足も多く見られているのですが、取引業者の一部では週末のカウントの仕方でローソクの形が変わります。それによりチャートパターンの見方が若干変わったりするのですが、私はあまり気にするレベルではないと思っています。
まとめ
MAのパラメーターに正解はないので、その研究に時間を費やすのは今すぐやめたほうがいいです。
その時間は是非別の有意義なものに使ったほうが断然いいです。
FXの学習に限らず、全ての物事に共通して言えることですが、間違った方向に力を注ぐほどに本来の目的を見失います。
最初のうちは意味がわからない本質ですが、レベルアップしていくほどに理解できる部分でもあります。
勝つための最短を目指しましょう。
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