MA1本でできる超簡単なトレード
みなさんはトレードする際、どのような基準でエントリーをするかしないかを決めていますか?
今回は「今どっちにエントリーしたらいいかわからなくて迷ってしまいます!」という内容のメールをいただいたので、記事にしてみますね。
今回は初心者向けになりますので、ご了承ください。
ちなみに私が昔、実際に使っていた手法です。
名付けて「MA1本打法」。
ダサい、、でもなかなか優秀ですよw
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超簡単な環境認識
環境認識って聞くと、「ややこしそう」「難しそうでわかんない」など、とっつきやすくはないイメージがあると思います。
そんな方におすすめの方法がありますので、ご紹介しますね。
使うのは移動平均線1本のみ
画像はポンドオージーの1時間足の最新チャートですが、どの通貨ペアでも同じことが言えます。
まずはローソク足だけのチャートを見てください。
下に行ったり、上に行ったりでこのままではどっちに仕掛けるべきか曖昧ですね。
では、これに単純移動平均線の20期間を1本入れてみましょう。
これだけで相場がものすごくわかりやすくなっています。
使うインジケーターはこれだけです。
具体的にどう活用するか説明していきます。
MA20は基本となるパラメーター
なぜ期間設定を20にするか?
単純に世界中のトレーダーが多く使用している数字だからです。
時間足はどれを表示しても期間は20でOKです。
SMAとEMAがよく使われていますが、これはどっちでもいいです。
強いて言うなら、中級者まではSMAを、上級者はEMAを使う傾向があるようですね。
今回はSMAを表示させています。
レートと移動平均線の位置関係で方向を決める
レートが20SMAよりも上にある場合はロングのみ検討。
レートが20SMAよりも下にある場合はショートのみ検討。
以上が超ざっくりですが環境認識の代用と考えます。簡単ですね。
超簡単なエントリー判断基準
ここからは、方向が定まった上でどのような基準を設けるかを説明します。
とはいっても、これも超簡易的に体系化しているのでわかりやすいですよ。
MAの傾きに注目する
MAが上向きならロング。
MAが下向きならショート。
これをエントリー基準とします。
MAが横ばいならスルーということになります。
それを踏まえたうえでチャートのどの部分が実際にエントリーの方向と基準を満たしているかを見ていきましょう。
青の四角形の中ではショート。
赤の四角形の中ではロングが基準を満たしています。
ぱっと見て、勝率が高く利幅を取れるということがわかりますね。
さらに精度を高めるフィルターを追加
せっかくなので、もう1歩踏み込んで学習してしまいましょう。
FXトレードで負ける理由を排除します。
高値掴み、安値掴みです。
これを回避するために2つのフィルターをかけます。
レートがMAに寄るまで待て
レートがMAの上にあり、MAは上向きであるなら、ロングができる状態です。
しかし、価格が伸びている段階でエントリーしてしまうと、すぐに引かれてしまったり損切りラインが遠くなってしまいます。
そこでフィルターその1です。
レートがMAに寄ってくるまで待ちましょう。
これはチャートの特性で、価格は移動平均線に近づいていくものなんです。
レートとMAは仲良し夫婦w
今はそれだけ覚えておけばOKです。
高安値更新を意識せよ
フィルターその2
実体でしっかり高値更新したあと、レートをMAに引き付けてエントリーする。(ロングの場合)
これだけです。
ターゲットとストップロス
ロング想定の場合では
利益確定のターゲットとなるのは前回高値です。ヒゲ先ではなく実体で見てください。
ポイントは欲張らないこと!
損切りラインは前回安値か価格が終値でMA割れした時。
レシオ1.0をキープする
こちらの記事で書いていますが、レシオは絶対条件ですので初心者のうちから必ず守りましょう。
条件まとめ
1.レートがMAよりも上にある時
2.MAの傾きが上である
3.レートが高値更新している
4.レートがMAに寄るのを待つ
5.レシオ1.0をキープ
以上がロング条件です。ショートの場合は逆になりますね。
今回のチャートで該当する部分を見てみましょう。
ショートできるところは青〇
ロングできるところは赤〇 をつけました。
損切りラインと利確ラインまで印をつけるとぐちゃぐちゃになってしまったので、エントリーポイントのみ印をつけました。
1回損切りとなる箇所がありますが、それ以外は全て勝ちトレードとなっています。
MA1本を判断基準としての手法なのでシンプルですが、これだけでも戦えるんです。
私は1年ぐらいこればっかりやってた時がありますね。
MA1本打法のメリットデメリット
メリット
・10通貨ペアほど監視していればエントリーチャンスは取りきれないくらいたくさんある
・初心者でも視覚的にわかりやすい
・取引時間が短い
デメリット
・獲得pipsがそれほど大きくない
・レシオを大きくはできない (ほとんど1.0~1.5程度)
初心者向けに超簡単に作った手法ですが、上級者になっても生きてくる要素が詰まっています。
より精度の高いトレードをするために、ラインやインジケーターを使ってもいいと思います。
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